日本整形外科学会総会のセミナーで「手根管症候群」について講演を行います!|おかだ整形外科 スポーツ・リハビリクリニック|久留米市の整形外科

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医療コラム

日本整形外科学会総会のセミナーで「手根管症候群」について講演を行います!|おかだ整形外科 スポーツ・リハビリクリニック|久留米市の整形外科

日本整形外科学会総会のセミナーで「手根管症候群」について講演を行います!

院長の岡田です。

患者様の負担を軽減するために小さな傷で内視鏡を用いて手根管を開放する方法を考案して、九州大学病院勤務時代からこの方法で長年手術を行ってまいりました。
私の術式での良好な結果も、日本手外科学会などで他の先生からご報告いただき、危険性・再発などが少ない方法としてご評価いただけているものと大変嬉しく思っておりました。

この度2024年5月に開催されます第97回日本整形外科学会学術総会(慶應大学教授 松本守雄会長)で講演を努めさせていただくこととなりました(https://www.joa2024.jp/index.html)

当クリニックでも、開院のバタバタが落ち着き始めた5月から手術を再開し、この3月で87件の関節鏡視下手根管開放術を行うことができました。

九州大学病院中に、他院で手術をしてもしびれが改善しなかった患者さんの執刀を多く担当させていただきました。
そのほとんどは神経の圧迫が取りきれてない不完全除圧によるものでした。
開業医の先生の多くが担当されていた症例でしたが、小さい皮膚切開で行うために奥の方を目で見て確認できないまま神経周囲を切開することが怖くて靭帯の切除不足になっているのだろうと考え内視鏡の追加導入を思いつきました。
何かいい方法がないかといろんな先生の手術を見学させていただきながら、あれこれ考え思いついた方法ですので私にとってとても大事なものです。

多くの整形外科医の先生に知っていただきたいと思い、2018年には「末梢神経障害・損傷の修復と再建術(OS NEXUS 17 メジカルビュー社)」という整形外科医向けの手術手技の教科書に執筆させていただきました。

その後、新型コロナの流行で学会発表することもできていませんでしたので、大変いい機会に恵まれました。
張り切って準備して参ります!