膝の痛みについて理解を深めよう【変形性膝関節症】|おかだ整形外科 スポーツ・リハビリクリニック|久留米市の整形外科

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医療コラム

膝の痛みについて理解を深めよう【変形性膝関節症】|おかだ整形外科 スポーツ・リハビリクリニック|久留米市の整形外科

膝の痛みについて理解を深めよう【変形性膝関節症】

こんにちは、理学療法士の山領悠介です。

今日は、私たち理学療法士が日々対応している症状の一つ、変形性膝関節症についてお話ししたいと思います。

この記事を通じて、変形性膝関節症の理解を深め、自己管理のヒントを得ていただければ幸いです。

まず、変形性膝関節症について理解を深めていきましょう。

ひざ再生医療クリニック
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々に摩耗し、骨同士が直接接触することで痛みや変形が生じる病態を指します。膝関節は、大腿骨と脛骨が関節を形成し、その間には衝撃を吸収する役割を果たす軟骨が存在します。この軟骨が摩耗すると、骨同士が直接接触し、痛みや変形が生じます。 変形性膝関節症の主な症状は、膝の痛み、腫れ、硬直感、そして動きの制限です。

整形外科

特に、階段の昇降やしゃがむ動作が困難になることが多いです。また、長時間同じ姿勢を保つと痛みが強くなることも特徴的です。これらの症状は、日常生活を大きく制限する可能性があります。では、なぜ変形性膝関節症は発症するのでしょうか。

その原因は様々ですが、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

1. 過度な使用:特定の動作を繰り返すことで膝関節が過度に使用され、軟骨が摩耗することがあります。例えば、スポーツや仕事で膝を頻繁に使う人は、変形性膝関節症を発症しやすいです。

2. 加齢:年齢とともに太ももの前面にある大腿四頭筋の筋力が低下し膝関節の安定性が失われ、関節軟骨が摩耗しやすくなります。特に50歳以上の人に変形性膝関節症が多く見られます。

3. 体重:肥満は膝関節に過度な負荷をかけ、軟骨の摩耗を早めます。適切な体重管理は、変形性膝関節症の予防に重要です。

変形性膝関節症が発症した場合、まずは適切な診断を受けることが重要です。

医師や理学療法士は、症状や身体検査、場合によっては画像診断(X線やMRI)を用いて診断を行います。

ひざの再生医療を行います

診断が確定したら、次は治療です。
変形性膝関節症の治療は、痛みの緩和と膝の機能回復を目指します。治療法は患者さんの症状や生活状況によりますが、一般的には以下のような方法が用いられます。

1. 保存的治療:関節の軟骨の摩耗を減らすために、関節内にヒアルロン酸の注射を行います。
また、炎症を落ち着かせるために、膝関節を安静にします。炎症を和らげるために非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤が処方されることもあります。

ペインクリニック
2. 理学療法:私たち理学療法士が行う治療です。膝の可動域を改善するエクササイズや、大腿四頭筋の筋力を強化するトレーニングを指導します。

体作り部門

3. 手術:保存的治療や理学療法で改善しない場合、手術が必要なこともあります。
しかし、実際にヒアルロン酸注射、リハビリをしても変形の進行が止められない患者様は、人工関節の耐久性を逆算して人工関節手術をするのにちょうど良いかなと考えられる「75歳前後になるのを待つしかない」のが現状で、手術を希望しない患者様にとっては、「これらの保存療法だけしか治療選択肢がない」のが現状でした。治療をしてもよくならない患者様は、手術しなくて良くなる方法を探して、いろいろなクリニックを訪れますが、この世に他の治療法が存在しないため、どこにいっても良くならない現状を受けいれるしかない状況にありました。

当クリニックの日帰り手術

そこに登場したのが、「第3の治療:再生医療」です。
「第1の治療:保存療法」がダメなら「第2の治療:手術療法」といういきなり侵襲の大きな治療しか選べなかった現状に、最近注目を浴びてきたのが「第3の治療」として期待される「再生医療」があります。

再生医療とは、これまで治療法がなかった病気やけがに細胞や人工的な材料を利用して、損なわれた機能の再生を図るもので、人が生まれながらに持っている「自然治癒力」を活かした治療法です。
再生医療は、日本国内において、再生医療法により、安全性が担保された治療について許可された施設で許可された医師に限り治療を行うことが可能となりました。当クリニックではその再生医療の実施が可能です。

詳細が知りたい方ぜひ当クリニックのお問い合わせください。

当クリニックの再生医療の詳細はこちらから!!

最後に、変形性膝関節症の予防について理学療法の立場からお話していきます。
変形性膝関節症は再発しやすい疾患なので、予防が非常に重要です。膝の筋力を維持するエクササイズや、適切な体重管理、過度な膝の使用を避けることなどが予防に役立ちます。 変形性膝関節症は、痛みや動きの制限といった厄介な症状を引き起こしますが、適切な理解と対策により、その影響を最小限に抑えることが可能です。

当クリニックの理学療法士は、皆さんが健康な生活を送るためのサポートをしております。膝の痛みに悩んでいる方は、ぜひ当クリニックに相談してみてください。

リハビリ室

 

また、日常生活での予防策として、適度な運動を心がけ、膝周りの筋肉を強化するエクササイズを行うことが有効です。これらの予防策は、変形性膝関節症だけでなく、他の膝の痛みや疾患の予防にも役立ちます。 変形性膝関節症は、適切な治療と予防により、痛みを軽減し、日常生活の質を向上させることが可能です。

外観

今後も当クリニックでは皆さんの健康に役立つ情報をお伝えしますので、ぜひお楽しみにお待ちください。